ピンク色の湖ラックローズは「色を見に行くな」

ラックローズはセネガルのピンク色の湖

セネガル観光のハイライトの一つ「ラックローズ(Lac Rose 正式名称:レトバ湖)」。

Web上にキレイなイチゴミルク色をした写真が沢山ありますが、

「実際はこんなにピンク色じゃないのでは…?」

と思っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、ラックローズ訪問経験多数のセネガル在住筆者が、ラックローズの行き方、時期、色の秘密、ラックローズを楽しむコツやオススメの一日の過ごし方、死海とどっちが浮くのか、そして気になるその色についてなど、すべての疑問にお答えします。

 

目次

 

なぜこの記事を書いたか

ラックローズ(正式名称:レトバ湖)について、なんでも載ってるWikipediaの記述を確認してみました。すると…

バラ色の湖という通称として有名であり、またパリ~ダカール・ラリーのゴールとしても名高い。この潟湖は海水よりも10倍ほど塩分濃度が高く、塩の産地でもある。湖面が下がる乾季はそのバラ色が鮮やかである。

(引用元)ラックローズ--ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 2017/10/23 23:45 UTC

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA

 

説明が少ない!Wikipediaでもこれだけなのかと驚きました。

しかもパリダカールラリー(通称:パリダカ)がすでにセネガルでは開催されていない事や(現在は南米で開催されています)、乾季の時期(10月中旬-6月上旬)についても記されていないという不親切な内容になっています。

ラックローズについては日本でもテレビに紹介されるなどして少しずつ知名度が上がってきたと思いますが、まだまだ情報が足りない!

という事で、いまさらですがこの記事を書く事にしました。

 

ラックローズの概要

【名称】

ラックローズ(Lac Rose 正式名称:レトバ湖)

「バラ色」に見えるという事でラックローズと呼ばれるようになりました。

【広さ】

3㎢

3㎢=300万㎡なので、単純計算すると東京ドーム約64個分の広さになるのですが、実際はそんなに広くない気がします。笑

【深さ】

3m

3mと聞くと深そうですが、浅瀬から歩いて入る事ができます。

【特徴】

塩分濃度が非常に高く(なんと海水の約10倍!)、水に浮く事ができます。

受ける湖として超有名なヨルダンの「死海」と塩分濃度を比較すると…

 

死海    :1Lあたり230-270g

ラックローズ:1Lあたり380g

 

と、なんと「死海の1.4倍以上の塩分濃度」なのです!

(参考)死海--ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 2017/10/23 23:45 UTC

https://ja.wikipedia.org/wiki/死海

 

ラックローズは人気の観光地であり、かつ塩の一大産地でもあります。

そして、なんと言ってもバラ色の見た目が有名です。

 

なぜピンク色?

ラックローズの色は、太陽の光の微妙な加減と、湖に発生する「大量の藻」。

藻の名前が分からなかったので調べてみると、CNN曰く、

ドナリエラ・サリナと呼ばれる緑藻

(引用元)ピンク色に染まる湖「ラック・ローズ」、採塩盛んに(CNN.co.jp) 2017/10/23 23:45 UTC

https://www.cnn.co.jp/business/35050615.html

 

だそうです。

実際に泳いでみた感想としては「藻が沢山ある!」といった実感はありませんでした(笑)

 

 

行き方

筆者の運営するダカールの日本人宿「シェ山田」からラックローズまでのアクセスを紹介します。

最安の行き方

宿からバス乗り場へ(徒歩約7分)。TATAの61番のバスに乗り「ポストチャーロイ(Poste Thiaroye)」で下車。

そこでTATAの73番のバスに乗車(ポストチャーロイが始発です)すると、終点がラックローズです。

とにかく安く行きたいならこの方法です。片道1000Fでお釣りが来ます。

ただ、ポストチャーロイでの乗り換えがある事、時間がとてもかかる事から、乗り換えられるか不安な方(セネガルは基本英語は通じません)、セネガルでの滞在日数が限られている方には以下の行き方をおすすめします。

ラックローズの行き方はバスとタクシー.jpg

TATAはこんなバスです

おすすめの行き方

ポストチャーロイまでタクシーで行き(シェ山田から2500-3500F位)、TATAの73番のバスに乗車。

この方法だと、あっという間に73番のバス停まで辿り着く事ができます。

また、73番のバスは始発がポストチャーロイ、終点がラックローズなので、どこで降りればよいかなど間違える事もないため、安心です。

早い行き方

時間が無い方は、タクシーで行ってしまいましょう。

片道1万F程度で行ってくれるはずです。

3人以上のグループで行く場合ならそれほど高くないですし特におすすめです。

 

 

時期

セネガルの乾季(10月中旬-6月上旬)の中でも「12-5月頃」がオススメです。

 

 

ラックローズを楽しむコツ

私が旅行者のみなさんにお伝えしているのは…

 

「ラックローズには、色を目当てに行かないように」

 

です!・・・

 

「えっ!?」

と思いますよね(笑)驚かれるのも無理はありません。

「だって、ラック “ ローズ ” なんでしょ??」

と言いたくなる気持ちも分かります。

ですが、これには理由があるんです。

 

それは、「行く前に期待値を上げ過ぎない方が良い」という事です。

みなさまご存知の通り、webで「ラックローズ」と検索すると、沢山の「ピンク色」に見える写真がズラリと並んでいます。

ですが、断言します。

 

私は過去数回ラックローズに行っていますが、こんな風に綺麗なピンク色に見えた事は「一度もありません」。

私にとって、ラックローズは赤色、ないし赤茶色に見えました。

ですが(ココ重要です!)、キレイだと思いましたし、見て感動しました。

 

いまは、写真はいくらでも加工ができる時代です。また、空撮した写真で見える色と、実際に地面で見る色は違って当たり前です。

つまり、ベストショットばかりを眺めて過度な期待をして訪れる結果、期待値を超えずに「がっかり」してしまうのです。

 

ですが、想像してみてください。

もし何も知らない人が、写真も見ずに、通りがかりで偶然ラックローズを見つけたらどう思うでしょうか?

きっと多くの方が「おぉー!!!」と驚きますし、感動します。これは間違いありません。

 

ですので、私はラックローズに行く方には、

「断言します。あんなにピンク色に見える事はありません」

「赤茶色か、単なる茶色だと思って行ってください」

「色ではなく、浮く事を目的だと思って行ってみてください」

とお伝えするようにしています。

(もちろん、色が少しでも綺麗に見える時間帯があるので、そうしたアドバイスはしています。)

 

そうすると、ラックローズから帰ってきた時に、

「山田さん!!意外と色ピンクっぽかったですよ!!」

「思ってたより綺麗で感動しました!」

「期待しないで行ったけど、めっちゃ良かったです!」

「山田さんが言うように待ってたら、途中から色が変わってきて感動しました!」

と勢い良くおっしゃっていただける位、お楽しみいただけた方が多いです。

そうです、“思ってたより綺麗”という部分が重要なんです!笑

 

「期待値を下げて行く」

これがラックローズを楽しむコツです。

 

( 個人的な体験談になりますが、私は小さい頃に「世界まる見え」というテレビ番組を見て以来、マチュピチュに行きたいと思っていました。

 ネットでマチュピチュの事を調べては、「きっと綺麗なんだろうなー!」と期待に胸を膨らませていたのです。

 そして、実際に大学4年生の時に行ってみました。ですが、正直あまり感動しなかったのです。これは、期待値が上がり過ぎていたから、そして既視感があったからでした。)

 

 

ラックローズでのおすすめの一日の過ごし方

AM11時までには現地に着くように出発しましょう。

浮く

着いたら早速浮いてみましょう。目に水が入らないように要注意!!

上がった後は必ず水で身体中を流しましょう(ボート乗り場の脇に湧水があります。少し硫黄臭がしますがw)。

そうしないと塩がすごすぎて身体がヒリヒリします(というかすでに入っている時点でヒリヒリしてきますw)。

ボートに乗る

ラックローズではボートに乗る事ができます。人数に関係なく一艘でいくら、なので、できるだけグループで行くと割安です。

価格は乗りたい時間とともに要交渉ですが、15分3000-5000F程度から乗せてくれます。

湖畔でのんびり昼食

セネガルではラックローズは、首都近郊の気軽に楽しめる休息地のような顔も持っています。そのため湖周辺にはリゾート感漂うホテルが並んでいて、ホテル内のレストランはビジターも受け付けています。

ホテルのレストランなので少し高めですが(ビールと合わせて5000-7000F程度)、太陽の動きとともに色の変わるラックローズを眺めつつ食べる昼食は良い思い出になると思います。

なお、ボート乗り場の近くにある簡易的なレストラン(景色は見えない)では、一食1000F程度から食事ができますので、費用を抑えたい方はそこで食べるのがおすすめです。

湖周辺をお散歩

湖のほとりでは、採集された塩が山盛りになっています。

積まれた塩の山は固くなって、スコップで掘らなくてはならないほど!

塩に囲まれた道を歩くというのもなかなか無い体験だと思いますので(笑)、ぜひいちど散歩してみてください。

お土産タイム

ラックローズには、「貝殻を砕いて描いた絵」など、ラックローズでしか手に入らないお土産があります。

しかも、観光地なのに全然高くない!むしろダカールより安い事もあります。

なお、湖周辺を歩いていると、「カドカド(プレゼント)」と言いながらお土産を投げてくるおばさんがいます。それを受け取ったり拾ってしまうと、買うまでずっと付きまとわれる事になりますのでご注意ください(笑)

 

 

費用

各費用は上述の通りですので、あとは交通手段やアクティビティ、お土産購入の有無などによります。

ざっくりですが、交通費+ボート代+昼食代+お土産代で、最安4000F程度から行く事が可能だと考えておけば良いでしょう。

 

 

以上、ざっとラックローズについてまとめてみました。

少しでも参考になりましたら幸いです。

 

セネガルにはラックローズ以外にも7つの世界遺産をはじめ、沢山の観光地があります。

次の長期休暇はぜひセネガルへ!みなさまのお越しを楽しみにお待ちしております^▽^

その他の観光地については、以下をご覧ください。

 

セネガル観光地15選

 

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